新元号になぞらえる、新たな発見

今日は一つの言葉の意味を掘り下げていくと、人によって様々な解釈ができ、
それがまた新たな気づきにつながるというお話をします。
 

4月1日に発表された新元号は「令和」ですが
安倍首相の会見での説明では
 (中略)
 この「令和」には、人々が美しく心を寄せ合う中で、
 文化が生まれ育つ、という意味が込められております。
 (中略)
 一人ひとりの日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。
そうした日本でありたい、との願いを込め、「令和」に決定いたしました。

という内容ですが、

これからの日本のありたい願いが、古い日本の万葉集という貴族から大衆までの文化の感性が詰まった書の中から
たった2文字の中にぎゅっと込められていて、なんか感動しました。

またそのあとに
有識者会議の一人の山中教授がインタビューの中で語った内容が印象的でしたので紹介します。

 令和は、始めて日本の古典から選ばれた言葉ですし
 「令」は今まで使われたことがなかった新しい文字
 「和」は昭和でも使われ過去にも多く使われていた古い文字

 この二つの文字を持つ元号は、 
まさに伝統を重んじると同時に、新しいものにチャレンジしていく
日本のこれからの姿に非常にぴったりの元号ではないか
また科学者の立場からすると過去のいろんな知見を大事にしながら新しいものを生み出していくといういみで大変すばらしい
と絶賛でした。

私は、これってまさに中国の孔子の『論語』「温故知新」に通じるところがあるなぁと思いました。

引用は日本の万葉集ですが、「令和」には中国の孔子の精神が込められていると解釈することもできますね。
これも新しい発見です。