ワーカホリックな生き方への警鐘

中小企業経営者の悩みのTOP3は、資金繰り、業績不振、従業員の育成です。
その他人材不足や後継者不足などが続きます。

私たちはこのような経営者の悩みに対して、従業員を順調に育て、業績を上げ、資金を増やすスパイラルに順調に持っていくためのお手伝いを行っています。

そうは言っても、なかなか従業員教育にまでコストをかけられないのが現実。
そして経営者や管理職自らが、日夜努力されている
責任が大きくなるほど、ことさら仕事中心の生活を強いられる状況に置かれます。
最近の働き方改革で、余計に経営者側にしわ寄せが多いのではないでしょうか

今日はそんなワーカホリックな生き方をしている方に向けてお伝えします。

ワーカホリック(Workaholic)とは、英語の「仕事(Work)」と
「アルコホリック(alcoholic)」から来た造語で、仕事中毒や仕事依存症という意味です。

ワーカホリックの人は
仕事に熱中するあまり、仕事に人生のほとんどの時間を費やしてしまい、
仕事以外の人生において大切なことをおろそかにしてしまいがちです。
仕事による達成感や充実感は素晴らしいものがありますが、それを追求しすぎるとアルコール依存症の人が常にアルコールを欲するように、仕事をしていないと落ち着かないために
プライベートを犠牲にしても仕事に熱中してしまうのです。
また、自己中心的になりがちで、対立姿勢になる傾向にあるため対人関係もうまくいかなくなりがちです。

そんなワーカホリックの人は、通常自分では気が付いていません。
失敗や、環境変化で初めて気が付くのです。

かくいう私もその一人でしたが。。。

私は当時、連日朝一番に会社に出勤して、最終退場し、また休日出勤や徹夜作業等の繰り返し。
常に仕事のことを考えている毎日で、中毒というか麻痺状態。
約28年間のサラリーマン人生のうち大半の約20年間はそんな状況でした。

仕事では成果を上げていても、家族は置き去り、学校、地域社会への貢献も妻に任せっきり、
気が付いたら家庭崩壊状態でした。

そんな私を変えたのは、サラリーマン人生の後半の3年間、福島へ単身赴任したことでした。
生活環境が変わったことにより、私はある習慣を身に着けました。

それは、
当たり前のことですが朝食をしっかりとる。運動する。仕事は家に持ち込まない。
OFFの土日は、趣味の山歩き、周辺の温泉、サイクリングでリフレッシュ。
このON/OFFをキッチリととる生活習慣に変えたのです。

こんな当たり前のことに気が付かず、仕事さえやっていれば偉いんだ、などと自惚れていた自分が非常に
恥ずかしく思えてきたのもようやくこのころです。
その結果、健康にもなりました。白髪も抜け毛も次第に減ってくるのが実感できました。
また仕事の能率や会社内外のコミュニケーション力も上がり、他者貢献度がUPしていきました。

環境が変わるとこんな変化があるんです。

結果が全てだ。とおっしゃるのもごもっともですが、体を壊しては元も子もなくなる。

仕事第一で、中毒になっていないか? 自分では中々気が付かないので、今一度周囲の声に耳を傾けながら
自己の生活習慣の見直しをしてみてはいかがでしょうか?

一度立ち止まる勇気も時には必要です。
出来ることから少しずつでもいいんです。

健康的で楽しい生活習慣を身につけると、脳がより活性化されます。そうなると
仕事の効率もアップ、発想力もアップし創造的な事業展開や業績UPへつながると信じています。
今からでも決して遅くはありません。
頑張りましょう。

中々実践できなていない方へのご参考まで。

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