コミュニケーションへの想い

ちょっとコーヒーブレイクです。

私は前職で、移動通信関連のエンジニアを約10年、マネジメントを約18年行っていました。
学生当時の夢は漠然と、無線で世界の人たちとつながる世界を作ることでした。幼少のころに観ていた、ウルトラマンやジャイアントロボなど、無線で人と人とが通信ができる世界に憧れ、大学では移動通信工学を専攻して、携帯電話の開発・製造をする会社に就職しました。

ただ、当時からコミュニケーションは不得手だったので、
こういった携帯電話を普及させることで、いつでもどこでもだれとでもコミュニケーション できる、いわゆる「モバイルコミュニケーション」で世の中の人々に貢献できるというのがモチベーションでした。

ところが
インターネットの普及と共に、モバイルコミュニケーションも様変わりしてきて 1つのコミュニケーションツールとしての目的から、あらゆるシステムも通すモバイルネットワークとして使われるようになってきました。
モバイルコミュニケーションの課題は、五感のうち、感情を感じる感覚が伝えきれないという欠点があります。
面と向かって対話する「ヒューマンコミュニケーション」と比べて、圧倒的にコミュニケーション力が足りないのです。

その結果、人と人とのコミュニケーションが希薄になって本来の目的とは逆行している現実を見て、もっと原点に戻って人と人とのかかわりにおけるコミュニケーションを大事にしたいと思うようになりました。

職業によって様々ですが、特にお客様と相対しておられる方々にとっては、当然の如く実感されることと思いますが、メールよりも電話、電話よりも対面の方がコミュニケーションを深くとることができます。例えば、最近はもう一般化しているネット通販についてでも、誰とも話をせずに購入できて便利になる反面、商品情報や口コミの情報だけでは購入者の意図に合わない商品であったり、クレーム・問い合わせも簡単にできるが、中々お互いに理解し合えない内容になってしまったりと弊害もあります。かといって、これらを否定しているわけではありません。

こういった観点に視点を変え、現状を見据えたうえでこれまでの経験を生かして、これからの新しい社会のコミュニケーションのあり方について、会社経営者や管理職の方々の様々なお悩みのお手伝いができる仕事を、第二の人生の出発にしようと決意して、今に至っています。

特に以前のブログ「心のグローバル化」でもコメントしていますが
地域の活性化活動を通して、多様化する社会にマッチした提案をしていくこと。
ハードからソフトへ、ものからことへ をスローガンに転身しました。

次回は企業が抱える悩みにフォーカスした内容をお伝えします。